NHK杯将棋トーナメント1回戦第14局~郷田真隆九段対西川和宏六段
いつもお越しくださり有難うございます。
中堅棋士・西川六段がベテラン郷田九段に真っ向から立ち向かった1局は熱い91マスの戦いになりました。
対局放送日:2023年7月2日(日)10時30分放映
棋 戦:第73回NHK杯将棋トーナメント第1回戦第14局
先 手:郷田 真隆九段
後 手:西川 和宏六段
手合い:平手
持ち時間:各10分。切れたら一手30秒の秒読み。他に1分単位で10回の考慮時間。
場 所:NHK放送センター
戦 型:三間飛車(対抗形)
解説:村田顕宏六段
※本対局は、TV観戦しながらKif for Windowsに棋譜を作成しています。
【略歴】
名 前 郷田真隆
生年月日 1971年3月17日(52歳)
プロ入り年月日 1990年4月1日 (19歳)
棋士番号 195
出身地 東京都
所 属 日本将棋連盟(関東)
師 匠 大友昇九段
竜王戦 3組(1組:18期)
順位戦 B級2組(A級:13期)
今年度成績 2勝2敗(0.50
名 前 西川和宏
生年月日 1986年4月2日(37歳)
プロ入り年月日 2008年10月1日(22歳)
棋士番号 272
出身地 兵庫県神戸市
所属 日本将棋連盟(関西)
師匠 西川慶二八段
竜王戦 3組
順位戦 C級2組
今年度成績 3勝2敗(0.6000)
▶17手目☗9八香
先手はアナグマに囲うようです。対して後手は三間飛車の対抗形です。
▶58手目3六歩
解説の村田六段は、「☖3六歩に☗同歩~☖同銀が予想されて、☗4六銀と出られて歩をかすめられ後手は面白くないでしょう。」
この局面ー攻めは飛、角、銀、桂と言われるように基本に忠実な攻めで後手には面白いと小生には映っていました。
ただ、AIはこの辺り先手やや有利を示していましたね。
▶81手目75歩打ち
感想戦で西川六段は「この一手から難しく感じた。」
【次の一手】
84手目☖5四銀まで。先手番。
次で、AI(水匠2)により<最善手>を解析します。
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【最善手】
▶85手目☗8四歩打ち。
本譜は☗7三飛成でした。ここで飛車を切る勇気には驚きました。確信があったんでしょうね。小生には到底気づかない発想です。
あなたのご意見はいかがでしょうか。
【棋譜並べ】
初手から終局まで再生してごゆっくりどおぞ(^^♪
《評価》
【終局】
115手目☗3五飛打ちまで後手投了。
勝因はベテランの味でしょうか。
でも、西川六段も1回戦突破ができなくて惜敗しましたが、悪手0ですから、よくやりました。立派な棋譜だと思いますよ(^^♪
お疲れさまでした。
◩参考
解説の村田六段が投了後の詰みの手順をまでを説明されていましたが、よかったら後手玉を詰ましてみませんか。
最後までお付き合いくださり有難うございました。
では、ごきげんよう(^_-)-☆
#三間飛車#郷田真隆#西川和宏#棋譜
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